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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ムラサメは、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する、モビルスーツ(MS)に分類される架空の兵器の一機種。 メカニックデザインは大河原邦男。 本項では、『SEED DESTINY MSV』に登場する派生機であるオオツキガタについても解説する。 == 機体解説 == M1アストレイの後継主力機として開発されたオーブ軍の空戦用可変MS。 ウズミ政権の中立宣言以来、オーブは中立国としての立場を堅持し、その戦力は外征軍としてではなく、あくまで本土・沿岸水域防衛のためのものとして整備されていた。しかし、C.E.71年6月に地球連合との戦いに敗れ一時主権を失って以降、オーブ国防軍の軍事政策に変化が起きる。すなわち、攻め寄せる敵軍を眼前に迎えて本土籠城に徹するのではなく、外洋型攻撃戦力による積極防衛に転換し、艦船やMSにも制圧力が求められるようになった〔『パーフェクトアーカイブ機動戦士ガンダムSEED DESTINY』で森田繁が語るところによる。〕。このドクトリンからすると、従来オーブが整備してきた沿海水域防衛用の艦隊編成と、航続距離と速度の不足した飛行MS M1アストレイ・シュライクでは、制圧力不足であった。こうして、外征能力を持つ大型航空母艦「タケミカズチ」と、固定翼戦闘攻撃機の能力を併せ持つ可変MS「ムラサメ」が開発されることになったのである。MS形態に関しては、意匠、能力ともにM1アストレイの発展改良型として設計された。また航空機である飛行形態は前進翼とカナード翼を組み合わせた空中機動性重視のデザインが採用されている。 その戦力であるオーブ軍のMSは国土の防衛が主な目的であり、島嶼国家であるオーブの防衛には必然的に航空能力が要求される。このような理由からムラサメは地球連合軍やザフト軍の次期主力MS(C.E.73時点)のようなバックパック換装型のMSではなく、大気圏内での飛行能力と戦闘機型モビルアーマー(MA)への変形機構を有する可変MSとして開発された。 その飛行能力は機体が軽量な事やMA形態への変形機構を有する事から、機動性、加速能力、航続距離などあらゆる点においてかなり高いレベルにある。また、国土の防衛が目的とは言え汎用性も考慮されており、宇宙空間での運用も可能。武装はビームライフルやビームサーベル等の基本装備の他、MA形態時用のビーム砲や空対空ミサイルを備えている。更に主翼のハードポイントには連合のジェットストライカーと同様に対艦ミサイルやプロペラントタンクを搭載可能。高機動汎用MSと戦闘機の性能を両立した完成度の高い機体である。 その機動力を活かした戦闘能力は侮り難く、僚機と連携を行えば、劇中でカオスを撃墜した様にセカンドステージシリーズクラスの高性能機を圧倒する事も可能である。また、パイロットがナチュラルでありながら、オーブ防衛戦やメサイア攻防戦ではザフト軍の主力MS部隊と互角に渡り合った事から、ナチュラル用の量産機としては申し分ない性能を有している。 M1アストレイの後継機という事で、コクピット外部周辺やブレードアンテナなどにその意匠を見ることが出来る。機動力重視の機体設計も、M1アストレイのコンセプトを踏襲していると言える。また、M1アストレイも軽量性を重視した機体であったが、本機はさらに6.62tも軽量化されている。 防御力に関しては装甲材質などの設定が無いが、ザフト軍宇宙戦艦「ミネルバ」の40ミリCIWSの斉射を浴びせられたムラサメは細切れに粉砕されている。 機体名称は、南総里見八犬伝に登場する犬塚信乃の佩刀「村雨」に由来し、変形機構はΖガンダム系MSのそれとほぼ同様である。 === 武装 === ;M2M5D 12.5mm自動近接防御火器 :同時期の連合製MSにも採用されている近接防御機関砲。頭部に2門、左右の主翼基部に2門ずつの計6門を装備する。M1アストレイに搭載される「イーゲルシュテルン」の6分の1の口径だが、弾芯や装薬の改良により威力の低下は2分の1に抑えられている。 ;72式高エネルギービーム砲 :背部スタビレーターに1門装備されるビーム砲。機体と同時開発された装備であり、MA形態時の主砲として使用される。出力はビームライフル「イカズチ」とほぼ同等である。MS形態時の使用はできないが、電源が切断され、銃でいう安全装置がかけられた状態になるため、暴発の心配はない。 ;66A式空対空ミサイル「ハヤテ」 :C.E.66年にオーブが制式化した国産空対空ミサイル。ムラサメの場合、左右の腰部フロントアーマーに2門ずつ計4門内装された発射筒に装填されている。MA形態時にのみ使用され、おもに在来航空機等の軽装甲航空目標に対し発射される。 :ちなみに、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II』ではMS形態でも使用でき、その際はやや山なりに4発発射される。 ;72式改ビームライフル「イカヅチ」 :中距離射撃用のビームライフル。機体と同時開発された専用装備であり、MS形態時の主武装として使用される他、MA形態時にも固定砲台(マウントラックの可動により、ある程度射角はとれる)として使用可能。 :MS形態時はトリガーを引くことで作動させるが、MA形態時はマウントを介して発射信号を送り、作動させる。 ;70J式改 ビームサーベル :左腰部に1本装備されているビームサーベルで、M1アストレイに搭載されていた70式ビームサーベルの改良型。この改良により整備性・信頼性が向上し、省電力化を図ったことと併せ、70式に比べて30%から40%の駆動時間延伸に成功した。 ;シールド :対ビームコーティング仕様の防御装備。MA時の機首を兼ねており、内部には着陸脚も収納されている。作戦行動中にこの装備を失った機体はMA形態に変形できず、以後はMS形態のみでの行動に制約されるが、脚部さえ失わなければMS形態のままで離着陸することが可能。MS形態での飛行も、当然ながら可能。 ;空対地ミサイル「ドラッヘASM」 :地球連合軍のMS用飛行オプション装備AQM/E-A4E1 ジェットストライカーに搭載されているものと同様の装備。左右の主翼下に2か所ずつ設けられたハードポイントへ合計4発を装備でき、対地攻撃だけでなく、対艦攻撃にも用いられる。メサイア攻防戦においても使われたことから、宇宙での使用も可能と推測される。 :なお、ガンプラ「1/144 HG ムラサメ」の解説書では、このドラッヘの写真に「Mk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド」という名前とキャプションが付されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムラサメ (ガンダムシリーズ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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